節分 鬼の製作 人物のバランスの取り方
まだまだ寒い日が続く東京ですね。
2月という事で、幼児、小学生さんたちは鬼を描いています。
鬼というものは空想になりますが、
身体の作りはほぼ人間と同じ。もちろん違うところがあっても良いのですが、
脚が2本、手が2本、目があって鼻があって口があって…。
アトリエとろりでは絵の中に人物を描く課題がよくありますが、苦手な子が多いです。その理由はうまく描けないからがとても多いです。上手く描けない。それはなぜか?バランスが取れない…怖くなる…などなど。
人物はある位置にそのパーツがないとよく見るものであるからこそ、違和感を感じるからです。
人描くの嫌い!って言っていても、鬼は少しバランスが違っていても大丈夫!いろんな鬼がいて構わないんです。
今回は大きな紙に自分が乗っかり、自分の身体の形をとってから書き始めます。そこに、目や鼻、口、指、爪などなど細かく書いていきます。いつも苦手苦手と言ってた子、書いてみるとあら!ちゃんと人間ぽくなってます。実際いつも見ている人物ですが、見て書くのと、実際の形をとってだと、随分と感覚が違います。どのように腕や脚が繋がっている、胴と脚のバランスが改めてわかります。苦手と言っていた子でもそれが整えば、ある程度細かい部分はなんとでもなります。
国立、私立小学校受験絵画でも、この身体のバランスは非常に大事で、レッスンでは何度も何度もします。バランスさえわかれば、動きがある人が描けるようになるからです。3歳くらいだと、丸から手と足が出る手足人を書いている子どもが多いです。この自分の身体の形をとって描くというレッスンで、自分の形が紙に写されることに楽しさとこうなってるんだ!という発見。4歳、5歳くらいになると理解が生まれてきます。このような課題を何回かしてますが、初めてしてから数年経ってまたやってみると驚くほど、人の書き方に成長しているのがわかります。
今回は鬼の洋服を本物の布でパッチワークで作ろうとしているので少々時間がかかってます。
またみんなが出来上がり次第アップします。
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アトリエ とろり
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